心優しき人と人の傷付け合い

今日はサンマルクレストランにてソロベースの演奏でした。

いつも耳馴染みのあるポップスやジャズの曲を、
エレキベース1本で計100分間演奏しております。


今日は演奏スペースの真ん前に老夫婦(仮)その娘(仮)が座りました…

 ご夫人「あっこの曲も聴いた事あるのう〜」

 娘(仮)「私の持っているスマートフォンは音楽を聞かせるだけで曲名がわかるのよ!」

音声認識 VS ソロベースの原曲再現力の戦いの火ぶたが切って落とされました。



心持ちメロディーラインを強調しながら演奏…

 娘(仮)「………おかしいわね。出てこないわ。」

心に浮かぶ"敗北"2文字

あと"そのアプリってそういう事じゃないんじゃないか?"22文字


 ご夫人「何の曲かのう〜気になるのう〜」

 娘(仮)「もう1回やってみるからちょっと待ってね。」

近づいてくるスマートフォン(3m→2m70cm)
近づいてくる30cm以上のプレッシャー

そして近づいてくる2ndステージの終わり。
(もうすでに原曲となんら関係のない後奏の演奏中)


 娘(仮)「………やっぱり出てこないみたいね。。」

…もうその老夫婦(仮)とその娘(仮)の表情を見る勇気は私にはない。

バックルームに引っ込む前に挨拶を兼ねて曲名を教えて上げるべきか…?

いや、それでは娘(仮)iPhone(仮)のプライドズタズタだ。

礼をして立ち去る私…

そして後ろから聞こえる…

 お父さん(仮)「…行ってしまう前に聞いたら良かったのう。。」


引き裂かれた優しさと優しさ

いくら技術が進んでもそこには人と人がいる事を決して忘れてはいけないのだ…

あとお客様の会話は演奏者にも普通に聞こえていると言う事も決して忘れてはいけない。
[PR]
by u-bass | 2011-06-27 22:46 | 活動日記…?